秋田県の共同研究のご提案

ワイヤとレーザを用いた金属積層造形技術による金属製品の高付加価値化

公開日 2026-04-13
大分類 ナノ・材料・ものづくり 中分類 プレス加工・金型・鋳造・切削加工・溶接・プラスチック成形加工 小分類 -
研究者

主任研究員 黒沢 憲吾

所属

秋田県産業技術センター 素形材開発部 加工技術チーム 

 金属積層造形(金属AM)は、レーザなどの熱源で溶融・積層し、製品を形づくる革新的技術です。近年では、国内でも航空宇宙分野や金型分野を中心に、軽量化や高機能化を実現する製造手法として導入が進んでいます。
 当センターでは、三菱電機株式会社との共同研究を通じ、装置の市販前からワイヤ・レーザDED方式(DED-LB/Wire)の研究開発に着手し、羽根車製造や金型補修への適用に向けた検討を進めてきました。本方式は汎用溶接ワイヤを用いるため、材料コストを抑えつつ大型部品の高速造形が可能であり、さらに摩耗など減肉が生じた既存部品への高精度な補修・肉盛加工が可能であるという独自の付加価値を有しています。
 一方で、本方式は粉末を用いる方式よりも造形材料の選択肢が限定的であるといった課題があります。そこで溶接ワイヤメーカーや大学とも連携し、既存のワイヤ材に加えて、独自に作製した新規ワイヤ材の開発とこれを用いて作製した積層造形材料の評価も行っています。このような材料開発から造形プロセスの最適化までを一貫して検討できる研究体制は全国的にも希少です。
 今後は、これまでの研究成果を基に、最終製品への適用を見据えたプロセス開発に取り組んでいきます。本技術の活用や新材料を用いた検討にご関心のある方は、実用化に向けた技術相談や共同研究など、お気軽にご相談ください。

 

研究者

秋田県産業技術センター 素形材開発部 加工技術チーム 主任研究員 黒沢 憲吾

 

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金属積層造形装置と積層方式の概要 肉盛り溶接の発展技術で、5軸加工による複雑形状の造形も可能
小水力発電用ランナへのAM適用例 AM技術を活用することで切削・工具コストの低減も期待
 

問い合わせ先

秋田産学官ネットワーク
E-mail:collabo-akita@mail2.pref.akita.lg.jp