公開日 | 2018-03-20 | ||||
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大分類 | 情報通信技術 | 中分類 | 情報・通信 | 小分類 | - |
研究者 |
教授 |
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所属 |
秋田大学大学院理工学研究科数理・電気電子情報学専攻 |
本研究グループでは,ヒトを中心としたコンピューティングの実現を目標とし,その一つとして,ヒトの感性を考慮した画像処理技術について検討を加えている。
近年,SNSやフォト共有サービスの展開,ディジタルカメラ・スマートフォンの普及に伴い,ユーザは大量のディジタル写真を取得,共有できるようになった。大量のデータの中から使用目的や取得内容に応じて検索することができれば,目的に合致するディジタル写真の絞り込みが容易になるため,ディジタル写真を利活用する場面は増加することが期待できる。そこで,複数の人物が撮像されている場合には,構図情報や感性情報を基に重要度を判定し検索する対象を絞り込むアルゴリズム,並びに人物の顔領域における白飛びに着目し,白飛びが閲覧者に与える印象度をその発生状態(顔全体,鼻・頬・額に点在,鼻のみ)に応じて,定性的かつ段階的に判定するアルゴリズムを開発した。白飛び判定アルゴリズムは,白飛びを点情報ではなく,ディジタル画像の特性に着目し面情報として処理している点に特色がある。また,得られた白飛びの印象度を用いて,画像データベースの中から任意の白飛び状態の人物写真を検索することも可能である。さらに,顔領域における白飛びは,画像データの閲覧者に与える印象を低下させる要因になるため,白飛び領域における肌色を再生するアルゴリズムについても検討を加えている。このように,ヒトの感性を画像処理技術に組み込んだアプリケーションの開発やヒューマンインタフェースの開発に関心のある企業や団体との共同研究を希望する。
秋田大学大学院工学資源学研究科情報工学専攻
教授 景山陽一
教授 西田眞
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秋田産学官ネットワーク事務局
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