炭素系廃棄物の炭化賦活技術
公開日 |
2016-09-07
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大分類 |
ナノ・材料・ものづくり |
中分類 |
環境・資源・エネルギー・素材・リサイクル |
小分類 |
- |
研究者 |
《研究代表者》シニア研究員 遠田 幸生
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所属 |
秋田県産業技術センター 素形材開発部 新エネルギー・環境グループ
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秋田県の炭素質系廃棄物として、産業系では廃プラスチック・廃木材など、農・林業系では籾殻・間伐材・抜根・稲わらなどがあります。廃木材や間伐材については、主に炭化が行われておりますが、用途が限定され利用が進んでいないのが現状です。そこで、これら炭素質系廃棄物の付加価値を高めるために、炭化だけでなく賦活処理を行うことにより、比表面積を大幅に増加させ、機能性吸着材を作製する技術を開発しました。
例えば、
・廃木材にアルカリ触媒を添加し、炭化・賦活を効率的に行い、作製した吸着材(炭化・賦活物)には、従来の水質浄化機能に加え、リン酸イオンなどを選択的に吸着する機能を付加し、最終的にその吸着材を土壌還元する。
・炭化・賦活により作製した吸着材に、溶液等を添着することにより、アンモニア吸着能力を大幅に増加させる。
などの技術があります。
(※賦活とは、水蒸気、炭酸ガス等により炭素と反応させ、細孔を増加させる手法を言います)。
これらの技術に関心のある企業との共同研究を希望します。
研究者
秋田県産業技術センター 素形材開発部 新エネルギー・環境グループ シニア研究員 遠田 幸生
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問い合わせ先
秋田産学官ネットワーク事務局
E-mail:collabo-akita@mail2.pref.akita.jp