公開日 | 2021-04-06 | ||||
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大分類 | 情報通信技術 | 中分類 | ソフトウエア・電子部品・デバイスの実装 | 小分類 | - |
研究者 |
《研究代表者》 |
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所属 |
秋田県産業技術センター電子光応用開発部 情報・電子グループ |
高度なIoT機器開発のために、デジタル信号処理や画像処理を安価なWi-Fiマイコンで処理する技術です。安価な部品だけで、音声を取得したり、カメラ画像を取得したりできるようになってきてはいるものの、そのデータを処理するための仕組みを考えた場合、高価になることがあります。さらには、データ通信量や保存容量が膨大になる可能性もあります。安価なシステム構築には、処理を末端に行わせる必要があります。しかし、デジタル信号処理や画像処理といった技術は、パソコンであればパッケージとして配布されているため実装が簡単なものの、マイコンには実装するには、原理などを理解してなければ実装が困難です。
そこで、我々の持つデジタル信号処理や画像処理技術とマイコン向け処理最適化技術を用いることで、マイコンに組み込むことが可能となります。これにより、通信量や蓄積量を削減することが可能になります。例えば、人の音声や人の顔の認識した時にのみ、クラウドに通信し処理を行うといった利用方法です。これにより、大がかりなシステムを必要とせずに、場合によっては、マイコンのみで完結することも可能となります。
人手不足対策として、作業者の労働負荷を減らすには、IoT機器は欠かせません。IoT機器が高度になることで、より、軽労化や自動化を進めることができます。
これらの技術に関心のある企業と共同研究を行う用意があります。
秋田産学官ネットワーク
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