お知らせ

「令和2年度 産学官交流プラザ」が開催されました

2021-01-06

令和2年12月22日(火)、産学官交流プラザがウェブと同時に開催されました。
今回は、県の競争的研究資金に採択された研究成果発表と「ウィズ・アフターコロナ秋田ビジョン」にて推進する各分野のデジタル化に関連し、教育分野でICTを活用した教育を実践している長野県喬木村教育委員会の事例が紹介されました。
企業や大学をはじめ、医療や教育・まちづくりなど様々な組織・分野の方々から多数ご参加いただき、新たな連携や事業展開・研究開発のきっかけの場となりました。

● 秋田県版競争的研究資金成果報告
①令和元年度 イノベーション創出研究支援事業
「電気的等価回路を用いたリチウムイオン電池の性能予測に係る研究」
  秋田大学大学院理工学研究科 助教 富岡 雅弘 氏

内容:リチウムイオン電池の性能予測手法確立のため、動作環境温度が変化した場合 に着目し、電池の性能予測シュミレーションを十分な精度をもって実現する。

②令和元年度 あきたイノベーション創出研究開発事業
(平成29年度採択プロジェクト)
「非接触型振動センサーによる心拍・呼吸遠隔監視システムの研究開発のための プロジェクト」
  横手精工株式会社技術開発本部開発課 課長 堀内 和弘 氏

内容:圧電素子センサーにより、呼吸・心拍・体動等の生体信号を取得し、通信端末を用いて遠隔監視・診断できるシステムを確立する。また、独自の解析アルゴリ ズムにより、異常呼吸や不整脈、心不全等の病態の診断を目指す。

③令和元年度 若手高度人材育成事業
「地域の魅力発信ネットワークに係る研究」
  秋田県立大学システム科学技術学部情報工学科 教授 飯田 一朗 氏

内容:過疎集落のオンデマンド交通、LPWAの通信性能評価実験、灯油宅配シスムなど小規模コミュニティをネットワークで相互接続し、実社会で起こる様々な要求や事象に対応したスマートコミュニティ構築のための実証実験。

● 講 演                                           
「オンライン授業の課題と解決策~アフターコロナに向けて~」
      長野県喬木村教育委員会 CIO補佐 長坂  亮介 氏

内容:遠隔合同授業やICT機器活用授業の実践から、クラウドベースに対応したICTの日常的活用、家庭への持ち帰りなど、GIGA時代の遠隔授業の実践を始めている。

※ 産学官交流プラザ・・・組織や分野の枠を越えた産学官の交流の場を提供し多様な研究会やプロジェクトの組織化を促し、新事業・新産業の創出を醸成するために毎年開催しています。