多脚歩行ロボット(高速かつ負荷に強い三次元リンク式多脚歩行ロボット)
公開日 |
2023-12-19
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大分類 |
グリーンイノベーション・ナノ・材料・ものづくり・情報通信技術・その他 |
中分類 |
電子部品・デバイスの実装・成形加工・塗装・粉末冶金・プレス加工・ロボット・組込みソフトウエア・金型・鍛造・鋳造・切削加工・溶接・めっき |
小分類 |
- |
研究者 |
教授 齋藤 敬
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所属 |
秋田県立大学システム 科学技術学部 知能メカトロニクス学科
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歩行ロボットはいろいろありますが、「動物みたいによく動くけど、遅いし重いものを運べない」、あるいは「速いし重いものを運べるけれど、動きは無限軌道車両と変わらない」のどちらかで、運動性能が不足しています。実際、一般の歩行ロボットでは、運べる重さは体重の3割もありません。
そこで私たちのロボット”やぎ”シリーズにおいては、体重を機械的に支えるリンク式の歩行機構に、サーボモータによる脚旋回機構を組み合わせることで、速いスピードと、カニ歩きを含む多彩な歩行を両立させました。しかも自分より重い荷物を運べます。
結果的に今までにない、実用性の高いロボットのコンセプトをまとめることができたと自負しております。
特徴
・三次元的リンク機構で脚の動きを生成
・玩具的な機構ながら高級ロボット的な運動性と作業機械の力強さ
・板状の部品主体で量産に向く
・人乗用レベルの大型化可能
想定利用者:ロボット事業者、極限環境作業者、農林業者
想定用途としては
・動物的移動ロボ ・防塵・防水作業ロボ ・害獣隔離 ・駆除ロボ
・除雪ロボ ・搭乗型脚移動ロボ
本研究で得られた成果に基づき、実用化に向けた企業への技術指導が可能です。
研究者
秋田県立大学システム科学技術学部知能メカトロニクス学科 教授 齋藤 敬
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問い合わせ先
秋田産学官ネットワーク
E-mail:collabo-akita@mail2.pref.akita.jp