秋田県の共同研究のご提案

細胞改変ロボット(多数の細胞を対象に、細胞を生かしたまま物質導入/抽出可能な、大規模細胞改変システム)

公開日 2023-12-19
大分類 グリーンイノベーション・ライフイノベーション・ナノ・材料・ものづくり 中分類 バイオテクノロジー・医学・薬学・農林水産・食品・環境・資源・エネルギー・素材・機械・基礎科学・発酵・成形加工・農業・塗装・蒸着・ロボット 小分類 -
研究者

教授 齋藤 敬

所属

秋田県立大学 システム科学技術学部 知能メカトロニクス学科

 細胞へ物質を導入する、また細胞から物質を取り出す技術はバイオの基盤技術です。私たちは細胞のごく限られた領域で酸化反応を行うことで、細胞死を引き起こさずに、細胞膜の一時的な穿孔を9割以上の効率で行う新規な技法を発見しました。

 現在、細胞集団を対象に、細胞の内部に様々な機能性物質を組み込む研究へ発展させています。これは再生医療や細胞治療の高度化の上で、極めて重要な鍵となる技術です。装置本体は事業化しておりますが、ナノ剣山状構造体(軟質ポリマー)を改良し、医療系研究機関と共同研究を実施しています。

 

特徴
・局所光化学酸化反応に基づく細胞膜穿孔法
・数百nmの穿孔径かつ細胞死を誘発しにくい
・1細胞~数十億細胞以上の処理に対応
・ゴム版印刷に近い形でパターン導入可能


想定利用者:大学等医療研究機関、医薬・医療機器・バイオ、ロボティクス・半導体・MEMS関連企業など
想定用途 :細胞内への大分子・パターニング導入、細胞内へのセンサの挿入、創薬スクリーニング、再生医療/細胞治療、細胞からの物質抽出など 

 

 当該技術のナノ剣山状構造体(軟質ポリマー)の生産に興味がある企業様との共同研究、また当該技術を活用した研究開発に興味がある企業様・研究機関との共同研究を希望します。

 

 

研究者

秋田県立大学システム科学技術学部知能メカトロニクス学科 教授 齋藤 敬
 

 

↓図はクリックすると大きくなります

 

問い合わせ先

秋田産学官ネットワーク
E-mail:collabo-akita@mail2.pref.akita.jp