秋田県の共同研究のご提案

メカノケミカル処理によるリグノセルロース資源の改質と有効利用

公開日 2020-04-24
大分類 グリーンイノベーション・ナノ・材料・ものづくり・ナチュラルイノベーション 中分類 農林水産・食品・環境・資源・エネルギー・素材 小分類 -
研究者

教授 
栗本 康司

所属

秋田県立大学 木材高度加工研究所

  本研究では、木材等のリグノセルロース資源を有効活用するための一手法として、メカノケミカル法を用いた化学改質を行っています。

  メカノケミカル法では、汎用の粉砕装置を用いてリグノセルロースを微粉砕すると同時に活性化した水酸基に様々な官能基を導入します。導入される官能基は、用いる反応試薬に依存し、原料となるリグノセルロースに疎水性や熱流動性など新たな機能を付与することができます。

  これまでに、アセチル化木粉を利用した高耐久性木材-プラスチック複合材(WPC)、カルボキシル化モミガラを用いたアンモニア吸着剤、ベンジル化木粉を用いたフィルムなどの研究開発を進めてきました。

  今後、新たな研究展開を図るため、林地残材や農産廃棄物など様々なリグノセルロース資源の有効活用を進める企業のほか、複合材料へ応用展開に興味のある企業との共同研究を希望します。

 

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問い合わせ先

秋田産学官ネットワーク
E-mail:collabo-akita@mail2.pref.akita.jp