秋田県の共同研究のご提案

ICTを活用したスマート農業

公開日 2020-04-24
大分類 情報通信技術 中分類 ソフトウエア・電子部品・デバイスの実装・機械学習 小分類 -
研究者

《研究代表者》教授 石井 雅樹

所属

秋田県立大学システム科学技術学部情報工学科

 農業従事者の高齢化と後継者不足により、農業の継続が危ぶまれています。とりわけ秋田県は人口減少が激しく従来世代間で自然に受け継がれてきた栽培技術が断絶し未経験の若年労働者への技術伝達が円滑に行われないことが大きな課題となっております。これらの課題を解決するため従来可視化やデータ化が遅れてきた農業をICT によってリアルタイムモニタリングし自動化と軽労化を進めることにより少人数でも農業に詳しくない労働者でも効率的に栽培を行えるようにすることが必要です。

 そこで、本研究では、進展が著しいセンサー技術、ネットワーク技術、情報分析技術を組み合わせることにより生産予測を行い、必要量に応じて出荷量を平衡させながらできるだけ新鮮な状態で生産地に届けることを目標にしております。具体的には、生産現場を無線ネットワークで連携し、リアルタイムに生産者間、消費者間、生産者・消費者間のコミュニケーションと情報共有をサポートするシステム構築し、現地の農家での実証実験を通して、農業情報共有・分析技術、リアルタイム収穫予測技術、熟練技術の可視化技術、作業アシスト技術等に取り組みます。 

 遠隔地に分散配置されている各種圃場をネットワークで有機的に結合することで、消費地で必要となる作物の量を実時間で予測し、それに応じて最適な生産計画で営農管理することを目的とした実証研究であり、農学と工学の専門家が共同で連携しながら研究を進めていくところに独自性があります。

 これらの技術に関心のある企業と共同研究を行う用意があります。

 

研究者

 

秋田県立大学システム科学技術学部情報工学科        教授 飯田 一朗

秋田県立大学生物資源科学部アグリビジネス学科       教授 吉田 康徳

秋田県立大学システム科学技術学部情報工学科        教授 石井 雅樹

秋田県立大学生物資源科学部アグリビジネス学科      准教授 上田 賢悦

秋田県立大学システム科学技術学部情報工学科       准教授 草苅 良至

秋田県立大学システム科学技術学部知能メカトロニクス学科 准教授 齋藤 直樹

秋田県立大学システム科学技術学部情報工学科        助教 橋浦康一郎

 

 

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Ⓒ飯田 一朗
Ⓒ飯田 一朗
 

問い合わせ先

秋田産学官ネットワーク
E-mail:collabo-akita@mail2.pref.akita.jp