アスパラガス収穫ロボットの開発
公開日 |
2019-03-29
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大分類 |
ナノ・材料・ものづくり |
中分類 |
農林水産・食品・機械 |
小分類 |
- |
研究者 |
《研究代表者》准教授 山本 聡史
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所属 |
秋田県立大学生物資源科学部アグリビジネス学科
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秋田県では農業の競争力強化の一環として大規模な園芸産地づくりに注力しています。しかし、高齢化と人口減少が加速度的に進む中、産地を支える労働力が圧倒的に不足しています。こうした労働力不足の解決策として、先端的なデジタル技術を活用したスマート農業の普及拡大が喫緊の課題となっています。
ロボットトラクタ、ドローン、営農管理ソフトウェアなどのスマート農業技術が急速に進展する中、果菜類を自動収穫するロボットは世界でも未だに研究開発段階で、広く普及していない状況です。その主な理由として、①人間と少なくとも同程度の能率で作業する機能、②収穫物を損傷なく丁寧に扱う機能、③周囲の農作物になるべく触れず、極力損傷しない機能、④ロボット自身が壊れないように障害物を避ける機能、が実現されていないことによると考えられます。
本研究では、秋田県内のアスパラガス生産者の切実な要請を受け、秋田県立大学の農工連携による一体的な取り組みの下、自動収穫に必要な技術を明らかにします。具体的には、システム科学技術学部の齋藤敬准教授の伸縮機構を適用したアクチュエータにかかる技術及び同学部の石井雅樹准教授のAIを活用した最先端の画像処理技術を中核とし、これらの要素技術を組み合わせたプロトタイプのデザインを県内実需者や試験場の研究者に提案します。
本研究で得られた成果に基づき、実用化に向けた企業との共同研究を希望します。
研究者
秋田県立大学生物資源科学部アグリビジネス学科 准教授 山本 聡史
秋田県立大学システム科学技術学部知能メカトロニクス学科 教授 齋藤 敬
秋田県立大学システム科学技術学部情報工学科 教授 石井 雅樹
秋田県立大学生物資源科学部アグリビジネス学科 教授 吉田 康徳
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問い合わせ先
秋田産学官ネットワーク
E-mail:collabo-akita@mail2.pref.akita.jp