公開日 | 2021-04-06 | ||||
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大分類 | ナノ・材料・ものづくり・その他 | 中分類 | 成形加工 | 小分類 | - |
研究者 |
《研究代表者》 |
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所属 |
秋田県立大学システム科学技術学部機械工学科 |
プラスチックは石油由来であり、2050年には石油消費量の20%を占めることになるとされているため、脱炭素社会実現への取り組みにおいて無視できない存在です。また、特に海洋を中心とした廃プラ・マイクロプラ汚染も極めて深刻で、生態系への影響が懸念されています。
本技術は、バイオマス由来(カーボンニュートラル)でかつ、自然界でCO2と水に分解される生分解の機能を持つ、生分解性バイオマスプラスチックの用途拡大を狙いとした「植物(セルロース系)繊維/生分解性バイオマスプラスチック複合材料」の製造方法です。異相界面の難接着性による力学特性の不足、および高コストなどの問題を解決し、コスト、加工性に優れた良好な力学特性を有する複合材料を提供できます。使い捨ての各種容器、農業用部材、自動車の内装部品などへの用途を想定し、特に、セルロース系繊維との異相界面の接着性改善の方法として、薬品や特殊な設備を用いる必要がない方法を提案しています。
本技術に関心のある企業や自治体の技術相談・共同研究が可能です。
秋田県立大学システム科学技術学部機械工学科 准教授 境 英一
秋田産学官ネットワーク
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