みどりの食料システム戦略に対応した植物病害防除技術の開発
公開日 |
2018-03-20
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大分類 |
グリーンイノベーション |
中分類 |
農業 |
小分類 |
- |
研究者 |
《研究代表者》
教授
藤 晋一
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所属 |
秋田県立大学生物資源科学部生物生産科学科
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農林水産省ではSDGsや環境に重視した持続可能な食料生産システムの構築を目指しています。このなかには2050年までに化学合成農薬の使用量の50%低減と有機農業の取組面積割合を25%に拡大するなど、具体的な数値目標が盛り込まれています。
これまで私の研究室では、新規農薬の病害防除効果の評価や選抜を受託研究や共同研究を通して行ってきており、特に水稲種子消毒技術においては人と環境に優しい病害防除技術の開発に取り組んできました。具体的には微生物防除資材の開発支援、高温温湯消毒技術(2019年農業技術10大ニュース)(図1)、秋田県内企業が開発した弱酸性次亜塩素酸水の活用(図2)に取り組み、それらの技術のなかには農業現場ですでに実用化されているものもあります。
弱酸性次亜塩素酸水は、すでに医療・公衆衛生分野の除菌消臭剤として活用されているものであり、農業現場への利用を目指した研究です。こうした異分野(医療・食品)ではすでに除菌・防かび剤として利用されていて、農業現場で利用されていない資材はたくさんあるはずです。私の研究室では、異分野で実用化されている人や環境に優しい除菌・防かび剤の農業への利用について一緒に考えるとともに、その効果について検証できる技術とノウハウを有しています。
共同研究や技術支援についてお気軽にご相談ください。
研究者
秋田県立大学生物資源科学部生物生産科学科 教授 藤 晋一
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問い合わせ先
秋田産学官ネットワーク事務局
E-mail:collabo-akita@mail2.pref.akita.jp